心筋梗塞の再発にそなえた現実的な予防と対策~考えよう、お金のこと~
心筋梗塞の再発にそなえた現実的な予防と対策~考えよう、お金のこと~
心筋梗塞の再発にそなえた現実的な予防と対策~考えよう、お金のこと~ » 心筋梗塞の二次予防に励む人の薬物治療お悩み相談 » 薬はいつまで飲めばいいの?

薬はいつまで飲めばいいの?

心筋梗塞の発作や入院の経験をした人なら、その痛みや症状がどんなに怖いものか、よくわかっていることでしょう。心筋の一部が壊死した状態は継続するため、二次予防のための治療はとても重要です。そこで、心筋梗塞の治療薬の作用と服薬しなければならない期間、その理由についてまとめました。

心筋梗塞の治療薬の作用と服薬期間について

心筋梗塞の治療薬

心筋梗塞の治療では、カテーテルやバルーンなどの外科手術を行っても、その後再発予防のために薬物治療が行われるのが一般的です。もちろん、手術をせずに薬物治療で経過観察することもあります。心筋梗塞の兆しが少しでも見られた場合には、発作や再発を予防するために様々な薬剤が処方されることになるでしょう。血管を拡張したり、心臓の働きを抑制して負担を軽減したりする目的で処方されるのが抗狭心症薬です。また、血栓ができることで冠動脈の閉塞が起こるため、血栓ができるのを抑えるための抗血栓薬も処方されます。

心筋梗塞の治療薬の服用期間

心筋梗塞の治療薬は一時的な処方にはなりません。狭心症の発作が出た際には応急処置としてニトログリセリンを使用することがありますが、持続性がない応急薬なので治療薬は別途、服薬する必要があります。症状によって何種類もの薬が処方されますが、医師からは「一生飲み続けなければならない」と言われることになるでしょう。50代で発症して服薬を始めたとすると、その後20~30年程度は飲み続けることになるため、薬代も高額なものとなります。

心筋梗塞の薬はなぜ一生飲まなくてはならないのか

狭心症はわずかであってもまだ血流が維持されている状態です。一方、心筋梗塞は血栓が血流を完全に止めてしまうことによって、心筋の一部が壊死して心臓の働きが低下してしまいます。一度壊死してしまった心臓の機能は元通りに回復することはありません。そのため、できるだけ心臓の負担を軽減するために薬物治療を続ける必要があります。再発予防を目的として行われる薬物治療は一時的なものではなく、一生続けなくてはならないものです。

自己判断で服薬を中断するのは命取り

心筋梗塞の再発を予防するための薬は、症状によって種類や量が変化しますが、一般的には抗狭心症薬、抗血小板薬、抗凝固薬などが処方されます。コレステロール値に異常がある人には、脂質代謝異常改善薬や利尿剤などが処方されることもあるでしょう。これらの薬は決められた量と飲み方を守ることが必須となります。飲み忘れや自己判断による薬の増減、中断は、心臓への負担に直結する危険な行為です。複数の服薬が必要な場合は、1回ごとの薬をまとめてチェックするなど、徹底した自己管理も必要です。また、万が一再発した場合に備えておくことも忘れないようにしましょう。

万が一の心筋梗塞の再発時に備えて
手術費用をチェック

B!ブックマーク Twitter Facebook LINE
icon
あなたはその時、払えますか?
心筋梗塞の医療費シミュレーション

自己負担額は、医療保険の加入有無、高額療養費制度の利用によって変わります。先進医療の医療費300万円を含む、治療費総額500万円の場合で自己負担額を算出してみました。

360万

医療保険に入っていない場合、公的医療保険によって自己負担額は3割となります。ただし先進医療は対象外のため、自己負担額は高額に。

309万7,430

高額療養費制度を利用すると、自己負担限度額を超えた医療費が払い戻されます。ただし公的医療保険が適用外の治療は除外されるため、先進医療の治療費は丸ごと自己負担に。

9万7,430

先進医療を保障する医療保険の大半は、先進医療の技術料と同額の給付金を受け取れます。高額療養費制度と併用すれば、さらに自己負担額は軽減。