心筋梗塞の再発にそなえた現実的な予防と対策~考えよう、お金のこと~
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心筋梗塞の再発にそなえた現実的な予防と対策~考えよう、お金のこと~ » 心筋梗塞の二次予防に励む人の薬物治療お悩み相談

心筋梗塞の二次予防に励む人の薬物治療お悩み相談

心筋梗塞を再発させないための二次予防では、薬物療法がメインとなります。薬物治療の実際や服薬期間、薬代など、二次予防に励む人が抱えている悩みを解決するためのヒントを説明します。

心筋梗塞の二次予防とは

心筋梗塞は、一度発作や症状が落ち着いてもその後再発のリスクがあります。そのため、再発を予防するための二次予防が必要です。急な発作が出た場合に速やかに服薬することで症状を緩和することも可能ですが、ほとんどの場合毎日の服薬が必要となります。冠動脈の狭窄、閉塞になりやすい状態であるため、再発のリスクを軽減するためには生活習慣の改善も必要です。バランスの良い適切なカロリーの食事や適度な運動、禁煙など、留意しなければならない点が数多くあります。最も重要なことは服薬を続けながら定期的に受診することと言えるでしょう。

心筋梗塞の薬物治療

心筋梗塞の二次予防のためは、血栓溶解薬、抗血小板薬、抗凝固薬やその他の薬を複数服薬する必要があります。根治を目的とした薬ではなく、冠動脈が閉塞してこれ以上心筋が壊死しないようにするための薬です。また、発作が起きた際の応急処置のためにニトログリセリンを携帯する必要もあります。これらの薬は半永久的に服薬しなければならないため、長期的に費用がかかることになるでしょう。

心筋梗塞とニトログリセリン

ニトログリセリンはもともと爆薬の原料として使用されていたものです。冠動脈に血栓ができて血流が止まってしまうことによって、心筋が壊死し死に至るリスクが高まります。ニトログリセリンには冠動脈だけでなく、全身の動脈、静脈を拡張して血圧を下げ心臓の負担を軽減する作用があります。その一方で、頭痛やめまい、呼吸困難など、人によっては副作用が生じる可能性もあるので注意が必要です。

心筋梗塞で飲むニトログリセリンの作用と副作用

心筋梗塞とワーファリン

心筋梗塞の薬物治療では、血栓ができないように抗凝固薬を処方されるのが普通です。ワーファリンもその1つで、肝臓で血液凝固因子が産生されるために必要となるビタミンKの働きを阻害する効果が期待できます。その結果、血液が固まって心臓の壁に瘤ができにくくなります。その一方で、出血時に血液が固まるのを妨げる作用があるため、出血時になかなか血が止まらなくなることに注意しなければなりません。けがや出血に注意するため、歯ブラシやかみそりの使用にも配慮が必要です。

心筋梗塞の薬物治療はいつまで続く?

一度でも虚血性心疾患を発症した場合は、その後も再発を防ぐための治療が行われるのが一般的です。治療のメインとなるものが薬物治療であり、自己判断で勝手に服薬を中断してしまうと症状が進行して急性心筋梗塞を引き起こすリスクが高くなります。そのため、服薬は一生続けなければなりません。特に血圧やコレステロール、血栓予防を目的とした抗凝固剤は、内服を中止することで症状が急激に悪化することがあるため注意が必要です。

心筋梗塞の薬を一生飲み続けなくてはいけない理由

心筋梗塞にかかる薬代

心筋梗塞の治療は、再発して外科手術を行う場合を除いては投薬治療がメインとなります。急性期の危機状態を脱しても長期間薬物治療が必要となります。服薬しながら定期的に通院する必要があり、長期的に薬代がかかることになります。複数の種類の薬を毎日飲み続ける必要があるため、薬代は高額になることでしょう。再発時の手術費用も考えて経済的なリスクについても検討しておく必要があります。

万が一の心筋梗塞の再発時に備えて
手術費用をチェック

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心筋梗塞の医療費シミュレーション

自己負担額は、医療保険の加入有無、高額療養費制度の利用によって変わります。先進医療の医療費300万円を含む、治療費総額500万円の場合で自己負担額を算出してみました。

360万

医療保険に入っていない場合、公的医療保険によって自己負担額は3割となります。ただし先進医療は対象外のため、自己負担額は高額に。

309万7,430

高額療養費制度を利用すると、自己負担限度額を超えた医療費が払い戻されます。ただし公的医療保険が適用外の治療は除外されるため、先進医療の治療費は丸ごと自己負担に。

9万7,430

先進医療を保障する医療保険の大半は、先進医療の技術料と同額の給付金を受け取れます。高額療養費制度と併用すれば、さらに自己負担額は軽減。