心筋梗塞の再発にそなえた現実的な予防と対策~考えよう、お金のこと~
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心筋梗塞の再発にそなえた現実的な予防と対策~考えよう、お金のこと~ » 万が一の心筋梗塞の再発時に備えて 手術費用を確認しておきましょう » カテーテル治療(ステント手術)の費用

カテーテル治療(ステント手術)の費用

心筋梗塞のカテーテル手術の費用目安

カテーテルを使って血管を拡張させる手術のことを冠動脈形成術 (PCI)と呼びます。PCIの場合、病変の数にもよりますが3割負担で300,000円くらいを目安と考えていいでしょう。10割で考えると1,000,000円の計算となります。カテーテル治療の場合、1回の治療費は他の治療法に比べると安いのですが、部分的な治療になるため再狭窄が起こりやすいことも事実です。何度も手術を受けることで結果的に高額な医療費がかかってしまうことも考えられます。ただし、カテーテル手術は30分程度で終わるものから1時間半くらいかかるものまで、病状によって手術内容もさまざま。費用に関してはあくまで目安と捉えるといいでしょう。

心筋梗塞に対するカテーテル・ステント手術

冠動脈形成術 (PCI)

PCIは血管にカテーテルと呼ばれる細い管を通し、詰まった血管を拡張させる治療法です。バルーンで膨らませた後、ステントと呼ばれる金属性の筒を留置させることで、広がった血管が再びふさがってしまわないよう処置を行います。最近では再狭窄を予防する薬剤が含まれた薬剤溶出性ステントと呼ばれるものが主流となり、再狭窄による再手術の頻度が減りつつあります。

冠動脈形成術 (PCI)のリスク 

PCIでは稀に心不全や不整脈などの合併症や、造影剤によるアレルギー・腎機能への障害などが起こることがあります。また、ステント血栓症などにより急性閉鎖を起こし、急性心筋梗塞を生じる可能性もごくわずかですが否定はできません。

ロータブレーター

動脈に石灰がつくことによって動脈硬化が生じている場合、石灰が邪魔をしてカテーテル治療がうまくいきません。このとき登場するのがロータブレーターです。ロータブレーターは石灰化した部分を削ったり割目を入れたりすることができるため、バルーンを通過させたりステントを留置させたりするために行われる治療法です。

ロータブレーターのリスク

石灰化に対して圧倒的に効果のあるロータブレーターですが、扱うには高度な技術がいることや合併症を起こしやすいことが難点です。最悪のケースでは冠動脈に穴が開いてしまうリスクも考えられるため、緊急時に対処できる施設で行うことが重要となります。

心筋梗塞の手術費用をまとめてチェック

心筋梗塞に対するカテーテル・ステント手術後の生活

カテーテル治療は体への負担が少ない手術であるため入院日数は2〜3日で済むことがほとんどです。長くても1週間くらいと考えていいでしょう。退院後は普段通り日常生活を送ることができますが、再狭窄の予防のため毎日決められた薬を服用する必要があります。

カテーテル・ステント手術が必要となる心筋梗塞の病状

心筋梗塞は薬によって症状を軽くしたり心臓機能を高めたりすることも可能ですが、詰まってしまった血管を元に戻すことはできません。この場合、カテーテル手術を施行して物理的に血管を広げる治療が必要となります。

心筋梗塞は予防と経済的リスクヘッジが大切

心筋梗塞は再発の可能性がゼロではない病気です。生活習慣の改善や薬の服用はもちろん、いざという時のために医療費の準備も万全にしておきましょう。

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心筋梗塞の医療費シミュレーション

自己負担額は、医療保険の加入有無、高額療養費制度の利用によって変わります。先進医療の医療費300万円を含む、治療費総額500万円の場合で自己負担額を算出してみました。

360万

医療保険に入っていない場合、公的医療保険によって自己負担額は3割となります。ただし先進医療は対象外のため、自己負担額は高額に。

309万7,430

高額療養費制度を利用すると、自己負担限度額を超えた医療費が払い戻されます。ただし公的医療保険が適用外の治療は除外されるため、先進医療の治療費は丸ごと自己負担に。

9万7,430

先進医療を保障する医療保険の大半は、先進医療の技術料と同額の給付金を受け取れます。高額療養費制度と併用すれば、さらに自己負担額は軽減。