心筋梗塞の再発にそなえた現実的な予防と対策~考えよう、お金のこと~
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心筋梗塞の再発にそなえた現実的な予防と対策~考えよう、お金のこと~ » 万が一の心筋梗塞の再発時に備えて 手術費用を確認しておきましょう » バイパス手術の費用

バイパス手術の費用

心筋梗塞のバイパス手術の費用目安

胸を切開し、体の他の部位からとった血管を詰まった部分につなげる治療法を冠動脈バイパス手術(CAGA)と呼びます。CAGAの場合、オンポンプかオフポンプかにもよりますが3割負担で80〜100万円くらいと考えていいでしょう。基本的に、人工心肺を用いず心臓を動かしたまま行うオフポンプ術のほうが費用が安くなる傾向にあり、10割負担で200万円程度となっています。人口心肺を用いて行うオンポンプ術の場合は300〜400万円が相場といえるでしょう。

心筋梗塞に対するバイパス手術(CABG)

バイパス手術は狭窄や閉塞が起こっている血管の先に、別の血管をつないで迂回路をつくる手術です。つなぐ血管は肋骨裏の動脈や胃の横の動脈、下肢の皮下脂肪の中にある静脈など、基本的に自分の体の血管を使用します。昨今では心臓を動かしたまま行うオフポンプ術が積極的に選択されるようになり、体への負担が軽減しつつあります。ただしオフポンプ術は高度な技術を要するため、腕利きの医師に施行してもらうことは重要なポイントといえるでしょう。

バイパス手術はカテーテル手術に比べると大規模な治療になるため、入院期間も長く、回復までに時間もかかります。その代わり、1度手術をしてしまえばその血管においては再狭窄のリスクがほとんどないのが特徴です

バイパス手術(CABG)のリスク

CAGAの術中や術後には、心不全、脳梗塞などの脳への合併症、肺炎や敗血症などの感染症、不整脈などが生じるリスクが考えられます。特に手術時間が長くなればなるほど合併症のリスクが高まってしまうため、いかにスピーディーに手術を行うかは大変重要なポイントです。

心筋梗塞の手術費用をまとめてチェック

心筋梗塞に対するバイパス手術後の生活

バイパス手術後は患者の体力やリハビリ内容によっても異なりますが、退院までは10日〜2週間程度と考えていいでしょう。再発防止に毎日決められた薬を飲んだり、術後1ヶ月〜2ヶ月は休息を多めに取ったりして安静に過ごします。2ヶ月後くらいからは日常生活に戻れる人が多いですが、人によって異なるため主治医のアドバイスをよく聞くことが大切です。

バイパス手術がすすめられる心筋梗塞の病状

バイパス手術は冠動脈に重度な障害が及んでいる場合に選択されることの多い治療法です。特に左冠動脈の付け根が狭窄していたり、3本の大きい冠動脈すべてに狭窄や閉塞があったりする場合にバイパス手術を選択する医師が多いといいます。また、昨今では低侵襲なカテーテル治療が第一選択とされることが多いのですが、カテーテルでの治療が困難と判断された病状にはバイパス手術で対応することもあります。

再発予防と経済面の両方からリスクに備えよう

心筋梗塞の再発は日常生活に支障をきたすだけでなく、経済面においても大きなダメージを伴います。特にバイパス手術となった場合、他の治療法よりも費用が高くなりがちですが、かといって治療法を自分で選べるわけではありません。日頃から再発防止に努めるだけでなく、いざという時のために経済面においてもリスクヘッジをして最善の準備をしておきましょう。

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心筋梗塞の医療費シミュレーション

自己負担額は、医療保険の加入有無、高額療養費制度の利用によって変わります。先進医療の医療費300万円を含む、治療費総額500万円の場合で自己負担額を算出してみました。

360万

医療保険に入っていない場合、公的医療保険によって自己負担額は3割となります。ただし先進医療は対象外のため、自己負担額は高額に。

309万7,430

高額療養費制度を利用すると、自己負担限度額を超えた医療費が払い戻されます。ただし公的医療保険が適用外の治療は除外されるため、先進医療の治療費は丸ごと自己負担に。

9万7,430

先進医療を保障する医療保険の大半は、先進医療の技術料と同額の給付金を受け取れます。高額療養費制度と併用すれば、さらに自己負担額は軽減。