心筋梗塞の再発にそなえた現実的な予防と対策~考えよう、お金のこと~
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心筋梗塞の検査方法

心筋梗塞で最も大切なことは、早期発見をするということ。そして早期発見のために欠かせないのが定期的な検診と人間ドックです。そこで心筋梗塞の早期発見のために受けておきたい検査についてまとめました。

心筋梗塞は早期発見が重要

心筋梗塞から命を守るために大切なことは、早期発見をするということです。以前までは早期発見が難しい疾患とされていましたが、現在ではさまざまな検査方法があり、発症前に心筋梗塞を発見することも可能です。「心臓発作(心筋梗塞)は突然やってくる避けようのないもの」という概念は、現在ではもうありません。

心臓の画像を撮影して状態を観察したり、心臓の筋肉や冠動脈の異常を検査することによって、心筋梗塞の発症リスクをはかり、事前に対策を練ることが命を守ることにつながります。

定期的な検診・人間ドックを受診しましょう

心筋梗塞を早期発見するために欠かせないもの。それが定期的な検診と人間ドックです。心筋梗塞の発症リスクを調べるためには、主に次のような検査が行われます。

この中でも、冠動脈CT検査や心臓MRI検査は心臓の異常を直接的に調べる検査で、動脈硬化の状態も見ることができる有用なものです。検査費用の目安は4~5万円程度、検査時間は3時間ほど。比較的安価であり、短時間で終了する検査で心筋梗塞の早期発見ができるのですから、突然しから身を守るために定期的に受診することをおすすめします。

心筋梗塞を知るために受けておきたい検査

心筋梗塞を未然に防ぐために受けておきたい検査について解説します。下記に記した検査はいずれも、心臓の状態や異常を知るために重要な位置づけとされているものです。検査をしたことがない方は、ぜひ積極的に受けるようにしてください。

心電図検査

心電図検査は心臓を調べるための方法として最も頻繁に行われている検査です。心臓が拍動するときに流れる電気を波形化し、心筋や心室の状態、心臓機能などを調べます。心電図検査では患者の体に負担をかけることなく、12もの情報が得られ、波形を見ることで心筋梗塞の早期発見も可能です。多くの人間ドックに含まれているため受診しやすいですが、単体で受診した場合も3割負担で390円と非常に安価。10分程度で終了するため定期的に受けましょう。

心電図検査について

エコー検査

エコー検査では心臓にあてた超音波の反射を利用して、映像として心臓の状態をリアルタイムで見ることができます。ゼリーを塗って超音波を発する機器を胸元にあてるだけなので痛みもなく、放射線被曝の心配もない安全な検査です。ただし人間ドックに含まれていることは少なく、単体の検査として受けに行くことが現実的でしょう。検査費用は3割負担で2,640円となり比較的安価です。心筋梗塞だけでなく、心臓肥大や弁膜症の発見もできます。

エコー検査について

CT検査

CT検査ではX線を用いて、心臓や冠動脈の輪切り画像を撮影します。放射線被曝がありますが、冠動脈の狭窄や動脈硬化の進行度合いを精密に検査することができ、現在心筋梗塞の早期発見では最も有効な検査です。CT検査は簡易的な人間ドックにはほぼ含まれていませんが、オプション検査として受けられる場合も。単体で受ける場合は、3割負担で10,650円。少々高額ですが、心筋梗塞だけでなく肺がんや乳がんを発見できる可能性もあります。

CT検査について

血液検査

心筋梗塞を調べる血液検査には、トロポニン検査とBNP検査の2種類があります。トロポニン検査は心筋梗塞発症後に増加する酵素の量を調べる検査で、BNP検査は心不全で心臓に負担がかかったときに分泌されるホルモンの量を調べる検査です。そのため心筋梗塞の早期発見ではBNP検査が有効。人間ドックでもオプション検査として受けることができますが、単体で検査を受ける場合でも2,200円前後で受けられます。

血液検査について

MRI

心筋梗塞早期発見のための最有力検査とされているのがMRIです。心電図検査やエコー検査で発見できない心筋梗塞をも見つけ出せる精密さを持ち、CT検査に似ていますが放射線被曝の心配がありません。ただしMRIの機器を設置している施設は少なく、検査を受けられる場所が限られます。人間ドックに含まれていることも少ないため、心臓ドックや心臓検査を利用しましょう。MRIのみを受ける場合の費用は3割負担で約9,000円です。

MRIについて
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心筋梗塞の医療費シミュレーション

自己負担額は、医療保険の加入有無、高額療養費制度の利用によって変わります。先進医療の医療費300万円を含む、治療費総額500万円の場合で自己負担額を算出してみました。

360万

医療保険に入っていない場合、公的医療保険によって自己負担額は3割となります。ただし先進医療は対象外のため、自己負担額は高額に。

309万7,430

高額療養費制度を利用すると、自己負担限度額を超えた医療費が払い戻されます。ただし公的医療保険が適用外の治療は除外されるため、先進医療の治療費は丸ごと自己負担に。

9万7,430

先進医療を保障する医療保険の大半は、先進医療の技術料と同額の給付金を受け取れます。高額療養費制度と併用すれば、さらに自己負担額は軽減。