心筋梗塞の再発にそなえた現実的な予防と対策~考えよう、お金のこと~
心筋梗塞の再発にそなえた現実的な予防と対策~考えよう、お金のこと~

あなたの心筋梗塞の再発予防
今のままで大丈夫ですか?

再発作におびえる気持ちを少しでも軽くするために、もう一歩踏み込んだ心筋梗塞の再発予防を取り入れてみましょう。

心筋梗塞の再発予防に励む人の
薬物治療のお悩み・疑問

一度でも心筋梗塞を発症した場合は、その後も再発を防ぐための治療が行われるのが一般的です。治療のメインとなるものが薬物治療。こでは再発予防に励む人が抱えている、薬物治療の悩みを解決するヒントを見ていきましょう。

ただ薬を飲むだけでも、長く続けば億劫になってしまうかもしれません。ただし自己判断で勝手に服薬を中断してしまうと、症状が進行して急性心筋梗塞を引き起こすリスクが高くなります。そのため、服薬は一生続けなければなりません。特に血圧やコレステロール、血栓予防を目的とした抗凝固剤は、内服を中止することで症状が急激に悪化することがあるため注意が必要です。

なぜ心筋梗塞の薬は一生飲み続けるのか?

ニトログリセリンは心筋梗塞の予防に服用する薬ですが、根治を目的とした薬ではなく、冠動脈が閉塞してこれ以上心筋が壊死しないようにするためのものです。ニトログリセリンには冠動脈だけでなく、全身の動脈、静脈を拡張して血圧を下げ心臓の負担を軽減する作用があります。発作が起きた際の応急処置のためにニトログリセリンを携帯する必要もあります。その一方で、頭痛やめまい、呼吸困難など、人によっては副作用が生じる可能性もあるので、医師に従って服用をしてください。

ニトログリセリンの作用と副作用をくわしく

心筋梗塞の薬代を
節約してはいけません

一度心筋梗塞の発作が起きると、半永久的に薬を服用しなければいけないので薬代は多少かさみます。しかしそれも必要なお金です。もし再発し入院や手術が必要となった場合は、さらなる出費。命を守るためには、現実的にお金を貯めておく必要があります。

確認するのは無駄じゃない
心筋梗塞の手術費用

手術室

心筋梗塞の手術費用・検査費用を調べました。医療費を3割負担した場合の費用は概ね以下の通りです。

カテーテル手術
(冠動脈形成術)
バイパス手術 カテーテル検査
24~70万 80~100万 1泊で5~11万、2泊で6~14万

ステント手術は体に優しい低侵襲治療であるため、2~3日で退院できることが多いのが特徴。費用は比較的安く、1泊で5~11万円、2泊で6~14万円くらいが相場です。

カテーテルと呼ばれる細い管を血管内に挿入し狭くなった血管を広げ、ステントと呼ばれる金属でできた筒を挿入し留置させます。これがいわゆるステント手術で、動脈硬化などで縮んだ血管を広げることができます。体への負担も少なく、高齢者や合併症リスクのある患者に好ましい治療法です。

カテーテル治療が内科的手術であるのに対し、バイパス手術は切開を伴う外科的手術です。大規模な手術になるため、費用も80~100万円と高額になりがちです。

バイパス手術は、胸を切開し狭くなっている血管に新しい血管をつなぐため、1度の手術で大きな効果が見込めるのがメリット。ただし手術による体への負担は、ステント手術に比べて大きくなります。回復までに多少の時間が必要です。

カテーテル検査は心筋梗塞や狭心症の診断に用いられる検査です。日帰りや1泊2日で行われるのが主流。宿泊日数や施設によって異なりますが、安くて5万程度です。

手首や足首から冠動脈の入口までカテーテルを通す検査で、冠動脈に造影剤を流し込んだ状態でX線撮影することで、詰まっている場所を正確に把握します。

先進医療の費用は
公的医療保険の適用外です

先進医療の費用は、公的医療保険の対象から除外され、全額自己負担です。先進医療と通常の治療が混在している場合、通常の治療部分のみに3割負担が適用されることとなります。さらに、先進医療は基本的に高額療養費制度の対象にも当てはまりません。

結局、心筋梗塞の治療の自己負担額はいくら?

自己負担額は、医療保険の加入有無、高額療養費制度の利用によって変わります。先進医療の医療費300万円を含む、治療費総額500万円の場合で自己負担額を算出してみました。

医療保険が未加入だと 360万円
【計算式】60万円+300万円=360万円
60万円:公的医療保険の対象となる治療200万円の3割負担額
300万円:先進医療は保険対象外のため全額自己負担
高額療養費制度を利用すると 309万7,430円
【計算式】97,430円+300万=309万7,430円
97,430円:高額療養費制度を利用した自己負担上限額。70歳未満の一般的な所得の人は「80,100円+(10割相当医療費-26万7,000円)×1%」以上かかった分については、払い戻される。この場合は、80,100円+(200万-26万7,000円)×1%=97,430円
300万円:先進医療は除外されるため全額自己負担
医療保険に加入していると 9万7,430円
【計算式】97,430円+0円=9万7,430円
97,430円:民間の医療保険と高額療養費制度の併用が可能
0円:先進医療の保障がある保険であれば大半が、先進医療の技術料と同額を給付される

明日、心筋梗塞を再発したら
あなたは治療費を払えますか?

もし心筋梗塞を再発したら、次は最新の治療を選択する必要が出てくるかもしれません。しかし、先進医療を受けるにはお金が必要。治療を受けたくても受けられない…そんなことのないように、万が一の場合を考えて今からできる準備をしましょう。

心筋梗塞を再発した際の
経済的リスクヘッジとしておすすめは…

治療の経済的負担

現在保険に加入している方は、その保険で万が一再発してしまったときの治療費をカバーできるかどうかを検討してみる必要があるでしょう。せっかく入っているのだから、ご自身の目的にあった保険に加入していざの時のために使える保険がいいですよね。また、お金の蓄えがある方についても、治療が長引くと治療費だけではなく生活費もご自身で負担しなければいけなくなります。経済的に不安なく治療に専念できるように事前の備えが必要と言えるでしょう。

心筋梗塞でも入れる
緩和型医療保険

心筋梗塞など持病がある人は、通常の医療保険に加入できないケースが多くあります。そんな人のための保険が「限定告知緩和型医療保険」です。加入条件とされる健康状態の設問事項(告知事項)が少なく、加入範囲を広く設定されている医療保険です。持病のある方でも、条件さえ満たせば加入できます。

緩和型医療保険を探すなら
もしもの時も元気な時も保障できるものを

心筋梗塞の万が一の備えとして保険は非常に有効なので、保険選びの際は治療や手術に関する保障をチェックするのが大切。しかし誰しも再発しないことが何よりも理想と考えるでしょう。健康だった場合は、せっかく支払った保険金がもったいなく感じるかもしれません。緩和型医療保険には、健康を維持して保険を使用しなかった方への特典を用意している商品もあります。

治療や手術に対しての給付金、健康への特典、そして月々の保険料、総合的に見比べて保険を選ぶと良いでしょう。

おすすめの緩和型医療保険10社を
保障内容と保険料で比較

告知項目とは

緩和型医療保険の多くは告知項目を3つに絞っています。

  • 最近3ヶ月以内に、医師に入院・手術・先進医療を勧められたことがない
  • 過去5年以内にがん・肝硬変・統合失調症・認知症で、医師の診察・検査・治療・投薬を受けたことがない
  • 過去2年以内に、入院をしたことまたは手術を受けたことがない

緩和型医療保険のデメリットは

緩和型医療保険は、一般的な医療保険に比べ保険料が割高です。また、支払削減期間を設定している商品もあり、給付金を加入から1年以内は半額と設定している保険会社も多く見られます。

心筋梗塞で一般的な保険にはいれないのはなぜ?

契約者間の公平性を保つために保険会社は保険料を高く設定することや、引き受けをお断りすることがあるようです。また、引き受けの判断には健康状態をありのままに告知する告知書から判断します。それまでの既往歴や現在の健康状態を聞く項目がほとんどでした。このようなことから心筋梗塞を含む重い病気を患った方は健康な方と同じ医療保険に入れないことが多いようです。

お金を貯めれば良い病院にいける!?
いざとなったら頼りたい心筋梗塞の病院リスト